部分リフォームの人気の場所は?場所ごとの費用やメリット・デメリット☑
「バスルームを新しくしたい」「キッチンの機能を見直したい」など、家の特定の箇所だけリフォームしたい際は部分リフォームがおすすめです。まずは部分リフォームを行うメリット・デメリットを確認していきましょう。
目次
部分リフォームとは
家全体の間取り変更することをフルリフォーム・リノベーションといいますが、浴室やキッチンなど家を部分的にリフォームすることを部分リフォームといいます。
部分リフォームのメリット
費用が抑えられる
部分リフォームの最大のメリットは費用を抑えやすい点です。家全体のリフォーム工事は当然費用も高額になってきます。家の中でもリフォームしたい場所が限られている場合は、特化した施工内容のみとなりますので、低予算でリフォームが可能です。
工期が短い
部分リフォームは、家全体のリフォームと比較して工期が短いこともメリットです。お風呂・トイレ・キッチンなど特定の水回り箇所であれば、1週間以内で工事が終わることがほとんどです。見直したい部分だけを時間をかけずに修繕できることが部分リフォームのメリットです。
住みながらリフォームができる
フルリフォームやフルリノベーションの場合、工事中の仮住まいを考えなければなりません。そのため、引っ越しや家賃の支払いなどの費用の負担が大きくなります。しかし部分リフォームでは工期も1週間前後で終わることが多く、特定の箇所に工事が限られているため、住みながらリフォームを行うことができます。
部分リフォームのデメリット
予想外の追加費用がかかることも
リフォーム全般にいえることですが、工事が始まって予想外の費用が発生することがあります。例えば、お風呂のリフォームを依頼したが、周りの建材の傷みが激しかったり、シロアリ被害が判明したりする場合があります。その場合は、見積もりとは別に、建物の修繕費やシロアリ対策といった追加費用が必要になります。
間取りが希望通り変更できない
部分リフォームは、家の特定の場所のリフォームです。全体リフォームのように希望とする間取りの変更ができないこともあります。家のリフォームで優先したい事項を整理した上で、リフォームの内容を決めていく必要があります。
部分リフォームのいろいろ
家の一部のみをリフォームする部分リフォームですが、リフォームを考えられる部分はたくさんあります。今一度、リフォームしたい箇所を整理してみましょう。築年数が長くなると経年劣化によって住宅の傷みや汚れが目立つようになります。なお、リフォームを考える際は、リフォームしたい箇所に優先順位を考えることが大切です。
外壁/屋根/トイレ/浴室/キッチン/リビング/ダイニング/柱/床/収納/玄関 など
部分リフォームの優先順位
日常に支障をきたす可能性が高いもの
例えば、雨漏りや浴室の水漏れなどが発生しリフォームをお考えなのであれば、当然トラブルを引き起こしている部分がリフォームの優先順位は高くなります。具体的なトラブルが発生してなくとも、日常の不憫を感じる部分からリフォームを考えていきましょう。閉めにくくなった玄関、歩くときしむ床、人によってはトレイを和室から洋室に変えることが第一優先と考える場合もあります。水回りを優先したい、人によく見られるリビングや玄関周りをキレイにしたいなど要望を洗い出してリフォームを検討してみてください。
家を構造部分もお忘れなく
部分リフォームには、家の中のリフォームと家の外のリフォームがあります。基本的に、家の構造部分である基礎や壁、屋根は家を守る大切な役割がありますので、優先して考えたいリフォームの箇所です。どうしても水回りの設備など部分リフォームしたくなりますが、家に長く安心して住むには家の外側のメンテナンスも忘れずに考える必要があります。
部分リフォームの人気施工箇所
部分リフォームの人気の施工内容をご紹介していきます。費用や注意点をまとめておりますので、ぜひ参考にしてください。
浴室リフォーム
料金の目安 | 100万~200万 |
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工期 | 1週間〜10日 |
浴室リフォームに影響する項目
・グレードの種類
・規格製品に適応するか(特注なのかどうか)
・オプション(ジェット噴流機能やミストサウナなど)
・既存の浴室まわりの修繕費など
浴室リフォームの費用相場は100万円から200万円程が目安です。取り付けやすい一定の規格化されたユニットバス(組み立て式の浴室)が主流となります。もちろん、グレードや工事内容によって変わってきます。
キッチンリフォーム
料金の目安 | 50万~150万 |
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工期 | 1週間~1ヶ月 |
キッチンリフォームの費用相場は、50万円から150万円程度が目安です。システムキッチンの種類やグレードによって価格帯はさまざまです。ワークトップの素材や設備面を選択することで料金を抑えることも、こだわりを実現することも可能です。
なお、キッチンの種類を変えたり(I型キッチンから対面型キッチンに変更する)、キッチンの移動を伴うリフォームになると料金は高くなる傾向にあります。
トイレリフォーム
料金の目安 | 10万~50万 |
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工期 | 2日~5日 |
トイレリフォームに影響する項目
・便器のグレード(自動洗浄やフタの自動開閉など)
・既存の便器と取り付ける便器のタイプ(和式・洋式など)
・その他の内装工事の有無
トイレリフォームの費用相場は、10万〜50万円程度が目安です。規格化された量産タイプの商品を選ぶと比較的安く施工ができます。和室から洋室へトイレを変える場合も50万以内には収まっている場合が多いです。なお、くみ取り式などトレイが古いタイプほど料金は高い傾向にあります。
まとめ
部分リフォームでは、「予算を抑えて暮らしやすくしたい」「気になる特定の箇所だけ改善したい」このような希望をお持ちの方におすすめです。いくつかの業者に問い合わせを行い、自分に合ったリフォームが実現できそうな施工会社をぜひ見つけてみてください。