これで解決!!【防音対策と騒音で悩まされない物件の選び方】
今回の記事は、賃貸の窓を防音する方法についてになります。また、防音性の高いアパート・マンションを選択するにはどこを気を付けるべきか?ついてのご紹介もいたします。
簡単にできる防音対策や、窓以外の防音対策もありますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
アパートやマンションの騒音トラブルを軽減する防音対策
まずはじめに「自分でできる防音対策」には、どんなことがあるでしょうか?
音が気になる場合、次のことを試してみましょう。
防音グッズを試してみる
賃貸物件で使える防音グッズには、床や壁に設置する防音シートや防音マット、窓際に設置する遮音カーテンなどが多数あります。防振、遮音、吸音、などの様々な防音対策の種類があります。気になる騒音のタイプによって、防音グッズの種類などの対策方法を試していただくことで、ある一定の効果は見込めます。
<防振>
洗濯機などの振動が壁や床を伝わることを防ぐほか、物がぶつかった際の振動を軽減します。
また、階下への音が気になる場合、床に防音マットなどを設置することで一定の効果があります。
※なお、楽器を演奏する場合は、防音室を設置する事も検討して下さい。
<吸音>
音楽や密室での会話などの反響音を少なくする効果があります。
音を吸収して反響を防ぐことで、隣の住戸へ響く音が軽減される効果があります。
<遮音>
音が壁を通らないようにします。音を跳ね返す効果があります。
※なお、近くの環境音が気になる場合、遮音カーテンを窓に設置すると一定の効果があります。
家具の模様替えを試してみる
家具の模様替えを行う(配置を変える)ことで、防音効果が期待できます。
※なお、隣の住戸の音が気になる際は、棚やタンスなどの大きな家具を、隣との壁に移動させること(音を家具に吸収させること)で効果が期待できます。
以上が、「自分でできる防音対策」になります。上記のような騒音対策を既に行っている場合、あるいは、やっても改善しない場合は、周囲の環境や物件自体の防音性能に問題がある可能性が高いので、音が大きなストレスとして感じてしまう場合は、引っ越しを検討することをお勧めいたします。
自分で防音対策する時の気を付けるポイント
ちなみに自分で防音対策する際は、のちのち面倒になるケースもあるため下記の3つのポイントを紹介します。
・賃貸の場合は、管理会社に事前に確認してDIYする。
・穴を開ける際、釘を使用しなくていい方法を選択する。
・ゆくゆく剥がせるテープ類を使用する。
それぞれ見ていきます。
管理会社に事前に確認してDIYする
DIYする際は管理会社にまずは確認してください。
DIYをやってはいけない物件が、賃貸物件にはあります。事前に確認して余計なトラブルを無くしましょう。
穴を開ける際、釘を使用しなくていい方法を選択する。
穴を開ける際は、釘を使用しなくていい方法を選択しましょう。
壁に穴をあけたり削ると下地にあるボードの交換が必要になり、退去する際に退去費用が跳ね上がります。
ゆくゆく剥がせるテープ類を使用する。
テープ類は剥がせるものを使いましょう。長年貼っていると剥がれなくなり、跡が残ります。
テープ跡が残っている場合、交換が必要になるケースがあります。そのため、退去費用が高くなってしまいます。
防音性の高いアパート・マンションを選ぶポイント
防音性の高いアパート・マンションを選択するには、どこを気を付けるべきか?
間取りや建築構造など、いくつかのポイントを紹介します。
RC造(鉄筋コンクリート)のマンション・アパートを選ぶ
建築構造によって防音性能は変化します。大きく分けると木造、鉄骨造、RC造(鉄筋コンクリート造)に分かれ、材料や施工方法が異なります。
木造や鉄骨造の物件と比較すると、RC造(鉄筋コンクリート造)は壁が厚く密度も高いです。外からの音が内部に伝わりにくく、防音性を高く保てる傾向にあります。
間取りは隣接している住戸との間に収納スペースがある所を選択する
防音性において間取りは大切なポイントです。防音効果を高めたい場合は、隣の住戸との間に収納スペースがある物件を選んでください。
収納スペースがあることによって音が遮され、防音効果を期待できます。また話し声などが響きにくくなります。
二重窓のアパート・マンションを選ぶ
音には固体音と、空気音があり、二重窓にすることで空気音を防ぎます。
これは、内窓と外窓の間に中間空気層ができる事で、音が二重窓の間で反射するからです。
近くに交通量の多い道路がある場合などで環境音が気になる方は、物件が二重窓になっているかどうかを確認するとさらに良いでしょう。
角の住戸を選択する
アパートやマンションの中での住戸の配置も大切です。角の住戸は、接している住戸が1部屋しかありません。
ですので、壁から響く音漏れなどの騒音トラブルは発生しにくくなります。さらに、最上階や1階など、上下の住戸が少ないと、より騒音のリスクを防ぐことができます。
まとめ
今回の記事では、【防音対策と騒音で悩まされない物件の選び方】をご紹介しました。
防音対策は、近隣住人とのトラブルを起こさない為に必要な対策になります。
防音対策は室外からの音を軽減しますが、室内から発せられる音を室外に漏らさない事も効果が期待できます。ぜひ参考にされて下さい!!