不動産投資をスタートするための必要な費用とは?☑
これから不動産投資をスタートするにあたって、いったいどれくらいの費用がかかるのでしょうか?
今回の記事では、不動産投資を始めるための費用について詳しく解説していきます。
目次
不動産投資をスタートするために必要な費用について
不動産投資において物件を購入する際の多くは、物件価格全額を自己資金で用意するのではなく、銀行から融資を受け(銀行からお金を借りて)物件を購入されています。
その際にどのくらいの金額を融資実行するか銀行が決めますが、個人の属性や物件の属性によって融資額は変化します。
ですので、正直、銀行の融資額によって、不動産投資をスタートする費用も大きく変化してしまいます。
場合により融資額では足りない部分は頭金として物件購入の際に必要となりますし、あわせて購入時における諸費用なども考慮しないといけません。
不動産投資をスタートするために必要な費用として、「初期費用」「諸費用」「頭金」「自己資金」がありますので、それぞれが何を表すのか?について詳しく解説いたします。
不動産投資における諸費用とは?
諸費用とは?
不動産購入時に、物件価格以外にかかる諸経費や税金となります。
諸費用としての項目ですが、「手数料」「保険料」「税金」「その他費用」大きく分けて4項目となります。
下記は各項目ごとにあてはまる不動産投資における諸費用の種類です。
手数料
・不動産仲介手数料
・不動産投資ローン事務手数料
・不動産投資ローン保証料
保険料
・団体信用生命保険料
・火災保険料、地震保険料
税金
・印紙税
・不動産取得税
・固定資産税・都市計画税
・登録免許税(登記料)
その他費用
・司法書士報酬
上記のように投資用物件を購入するときは、さまざまな諸費用がかかります。
諸費用の目安金額とは?
一般的には、物件価格の8%~10%に当たる金額です。
不動産投資における頭金とは?
頭金とは?
融資を受けて物件等を購入する際に、最初に用意する現金のことです。
融資を受ける際、物件価格の一部を、はじめに「頭金」として支払い、残りの金額をローンで毎月返済していきます。できる限り多めに頭金を入れたほうが月々の返済負担を減らせるだけでなく、総支払額も抑えることが可能になりますので、資金的に余裕がある場合にお勧めです。
頭金の有無は、融資タイミングで融資審査の可否に影響を与えます。
※ちなみに、頭金ゼロで融資を受ける「フルローン」という方法もあり、それでも希望の融資金額を受けられるケースもあります。ここは自身の属性や物件に対する評価によって大きく左右される部分です。
■頭金のメリット
頭金のメリットとしては、「ローン返済額・利息額が減る」「金利変動リスク対策になる」「ローン審査に通りやすくなる」という観点から、頭金はあらかじめ準備しておけば、何かあった際に有利に不動産投資をスタートすることができます。
■頭金のデメリット
頭金のデメリットとしては、「はじめに多くの自己資金を用意しなければならないため資金的余裕がなくなる」「不動産投資のスタート時期が遅れてしまう」などが考えられます。
頭金の目安金額とは?
一般的には、物件価格の8%~10%に当たる金額です。
不動産投資における自己資金とは?
「自己資金」とは?
不動産購入時に、自分の手持ち資金から支払う金額すべてとなり頭金と諸費用とを合わせた金額で「諸費用+頭金=自己資金」となります。
不動産投資における自己資金は「ローンと密接な関係にある」といわれており、自己資金については投資効率の観点からみていくことが大切です。
不動産投資が他の投資と最も異なる点が、融資を受ける方に「信用力」があれば、たとえ自己資金がなくても大きなポジションを保有することができ、大きな利益を得ることができる」という点です。融資を受けて投資効率を高めることを「レバレッジをかける」と表現します。
「他人資本」である借入金をフルに活用し、「自己資金」に対する投資効率を高めることができるようになります。
不動産投資における「レバレッジ効果」とは「小さい資金で大きな資産を得ること」であり、例えば、頭金なし(自己資金)のフルローンで借り入れた(他資本での借り入れの)場合はもちろんレバレッジ効果は大きくなるので、効率的な投資を実現できるという「メリット」になります。
不動産投資は、ローンを利用した方が、レバレッジを効かせた効率のよい投資ができます。レバレッジをかけて自己資金を素早く回収し、さらに再投資をして物件数を増やしていくことが、不動産投資の醍醐味といえます。
自己資金の目安金額とは?
一般的には、物件価格の15%~20%に当たる金額です。
「初期費用」とは?
諸費用、頭金、自己資金を総合して不動産投資に必要な「初期費用」と呼びます。
最後に
この記事では、不動産投資をスタートするのに必要な費用をお伝えしました。不動産投資は、自身の信用力次第で最初にある程度の費用を支払う必要がありますが、その後は何もしなくても「家賃収入」という「安定した不労所得」を得ることができる、とても有効な投資手段ですので、これから不動産投資をスタートさえる方は、全体でかかる費用を考慮してスタートすることをお勧めいたします。